今年2020年に見てよかったアニメを紹介します。あくまで僕が今年見たアニメで、今年の作品は残念ながらリアルタイムで追いきれずないので悪しからず。
いきなり今更感がありますが、やはり有名なだけあって素晴らしかったです。学園ラブコメからロボットもの、SF、異能力ものなど色々な要素がブチ込まれまくってエンタメ性が高く掴みが最高で、ルルーシュとスザクという鏡像のような2人のすれ違い、正義を追求するするほど犠牲が生まれてしまう葛藤などの人間ドラマに引き込まれて夜通し見てしまいました。ラストにも思うところがあるのですが、ネタバレになるので割愛します。
2.輪るピングドラム
前々から気になっていながら1話見ては放置を繰り返していましたが、やくしまるえつこの少年よ我に帰れがオープニングとして流れているところをどうしても見たく今年再チャレンジしたところ、とても面白かったです。かなり演出が凝っていて最初は何が何だか分からないまま見ている感じでしたが、途中でテーマ性が明らかになってくると難解ながらもストンと入ってきてそのまま一気見しました。演出的にもテーマ的にもテレビアニメとしてはチャレンジ性があって、具体的に言うとネタバレになるので省略しますがとても印象に残りました。
3.氷菓
これも放送当時に数話見て放置していましたが、やはり京アニの学園ものは最高だなと思えるアニメでした。人の死なないミステリー要素が程よいスパイスになりながらも、学園ものとして思春期の悩める者たちが京アニらしい屈託ない美しい描写で描かれていて楽しめました。個人的には伊原摩耶花ちゃんが健気で好きです。
4.メイドインアビス
映画公開などでちょくちょく話題に上がっていました、いわゆる見た目かわいいけど残酷系のアニメです。そう言ってしまうと節操のないように聴こえてしまいますが、実際は冒険ものとしてとてもいいアニメになってまして、タイトルにもある謎の多い巨大な穴アビスの不思議ながらも美しい景色や弱肉強食の中生きる異形の動植物、スチームパンク的なガジェットが丁寧に描かれています。その中で目を覆いたくなるような残酷なシーンもありますが、それも冒険のロマンに対する危険というのを正面から描いた結果であり、それも含めて絵柄に反してとても真摯なアニメだと感じました。
5.灰羽同盟
今年1番心の琴線に触れたアニメでした。背中に翼の生えた"灰羽"として異世界に転生した少女と同じ境遇の仲間たちが共に生活していくお話で、壁に覆われたグリの街の不思議な世界観や優しい仲間や街の人たちとの交流がとてもいいです。また灰羽たちは転生前の記憶がないのですが、中には転生前のトラウマを抱えてしまった者がいてそれと向き合うところも素晴らしいです。
