虚構太郎

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6/5

國分功一郎の『中動態の世界』を読んでるけど、なかなか面白い。

"意志"という概念が、どのように立ち上がってくるかというのを、言語の変遷から考えていく。能動態と受動態という対は、一見自明のように思えるが、プラトンアリストテレス等の哲学者が活躍した古代ギリシャでの言語においては、能動態と中動態という対であり、その自明性を否定し、その変遷から、能動⇆受動の対で暗に前提とされている主体や意志が自明ではなく、立ち上がってきた概念であることを読み解く。

入り組んだ議論になってはいるけど、門外漢にも分かりやすい語り口で進めてくれて非常に読みやすい。議論の進め方も勉強になる。

 

あと、家で豆腐ステーキを食ったけど美味かった。ネギやしいたけなんかを入れるとアクセントとして良い。ステーキというよりは、沖縄の豆腐チャンプルーみたいな感じになったけど。ホットプレートにハマっているので、毎週何かを焼いている。焼いたら美味いもの何があるんだろう。