2022-09-05 ( ^ω^ ) 怪文書 膝枕で涙腺が緩む。バレないように顔を背けると、太ももにポツリと雫が落ちる。そのまま一筋の跡を残しつつ、流れている。ドキッとする。 腫れた目が見られないように、そっと覗く。顔は影になってあまり見えなかった。そのとき背中に温かい感触が。手の指の一つ一つを感じる。緊張はそっと解けて、涙が溢れた。 「何かあったの?」 「何もないよ」 「そっか」