虚報太郎

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2023/24 ヨーロッパ旅行記1 出発

修論を抱えながら、年末年始の海外旅をスタートした。

ミュンヘン🇩🇪〜ウィーン🇦🇹〜プラハ🇨🇿を10日間ほどで回る予定。美術モクなのだが、ミュンヘン、ウィーンは、パリにも劣らず19世紀末から20世紀にかけてのモダンアートの重要都市で、重要な美術館があり、どうしても行きたかった。 ミュンヘンカンディンスキーやマルクなどの青騎士、ウィーンは、クリムト、シーレなどのウィーン分離派などが有名だし、今回のお目当てでもある。名前が上がった画家は、その作品を一目見れば、それと分かるほど強烈な印象を与える面々で、1世紀前の熱が未だに伝わってくる(気がする)。

プラハは、中世の面影を残した都市として有名だろう。プラハのお目当ての一つは、チェコ生まれで、ウィーンで学び、パリでキュビズムに接近しつつ、抽象絵画にたどり着いていった、クプカという画家。

また、それぞれ美術の中心都市だったこともあって、歴史ある美術館もあり、古代、中世からルネサンス以降の古典絵画など、西洋美術は網羅できそうだ。

 

今回は、おそらく日本からヨーロッパへ行くのに一番安い航空会社の一つであろう、Air Chinaを利用した。年末年始の繁忙期に関わらず、往復10万円と、通常時でも日本⇄ヨーロッパの相場は、直行便なら20万、トランジット有りなら15万ほどはするので、それと比べるとだいぶ安い。普段、航空券探す時は、Google Flightだけ見てたのだが、スカイスキャナーも見てみたら発見できたので、色々みた方がいいね。

ホテルは年末年始直撃の時期は高すぎたので、ドミトリーにしたが、少し後になれば一万円以内の個室の宿がちらほらあったので、個室にした*1。全部ドミトリーで節約してもよかったのだが、トコジラミのリスクや疲れがとれない可能性を考えて、個室も含めた。ホテルは、やはりGoogleのホテル検索が便利。使い慣れたGoogle Mapベースの地図に、ホテルの値段が表示され、立地と値段が同時に確認できる。まあ似たような機能は、Bookingとかにもあるけど。いいのは、公式含めた各予約サイトの値段が並列されていること。各予約サイトだと、当然そのサイトでの値段しか書いてないが、Googleはホテル予約サイトではなく、ただ各サイトの値段を並べているだけなので、比較してみることが出来る。ただ弊害として、信用ならそうなサイトの情報も紛れている。毎回あまりに安い料金を提示してる変なサイトは、トラブル起きた時怖いので、使わないようにしたい。

 

Air Chinaは安すぎるので、色々と不安はあったが、乗ってみると、思ったよりも普通の航空会社だった。LCCと違って、タダで飲み食いできる。遅延がやばいという噂だったが、今回は問題なかった。羽田空港発なのも助かる。

中国のビールがもらえたので、飲んでみたら、あっさりながら、麦の香りが強くして、美味しい。機内食は、可もなく不可もなく、日本で積み込んだらしい、和食だったので、壊滅的な味がするものはなかった。

機内サービスのビール

機内から見えた綺麗な夕焼け

途中、ビールを飲んだせいで、トイレが近くなるも、座席が窓側で通路側には人がおり、なかなか通してくれと頼めなかったのが辛かった。膀胱が炸裂しそうになってようやく言い出せた。

ひとまず、北京に到着する。安い航空券にはよくあるトランジット込みの旅程なので、北京の空港で乗り換えまで待機する。到着から次の便まで8時間もの時間がある。

北京国際空港は、17時から店が閉まり始め、19時をすぎると飲食店は見た限り全滅する。ヨーロッパ行きの便は深夜発が多いので、飯を日本から持参した方が良さそう。

北京国際空港のでかい天井

薄汚いパンダの遊具エリア
大人が周りに寝転がっていて子供が遊べる雰囲気ではなかった

中国らしい建物がちらほら
池から水の腐った臭いがしたのが困りもの

今は、トランジット者向けに航空会社が用意してくれているラウンジにいる。エコノミークラスの場合は、事前に予約する必要があり、現地で空いていればベッド付きの個室が使えるらしい。今回は空いてなかったっぽいけど。

正直、人は多いし、全体的に黄色味がかっていて、飲食物も乏しく、おまけにコンセントは机の裏やドアの真横など使い辛すぎる場所にあって充電難民になるなど、もはや空港ターミナルの誰でも座れる待ち合いの椅子にいた方がマシレベルだが、住めば都なのか、案外リラックスした。

 

 

 

 

 

*1:これは勝手な推測だけど、欧州はクリスマスが休みでニューイヤーも休みと、休みの力点が12月末からお正月までと、年末側にありそう。美術館もクリスマス周りの2日間とニューイヤーが休みで、1/2以降は普通にやっているケースが多い。一方、日本はクリスマスは休みにならず、一方年明けに三が日があり、年末年始を跨ぐようなイメージだろうか。