北京からミュンヘンまで10時間ほどのフライト。
最近は、ウクライナ侵攻の影響で、日本から欧州の便では、ロシア上空を飛べず、中東の方から回っていくので13時間以上かかるが、中国からの便では、情勢お構いなくロシア上空を飛ぶので、多少短くなっている。
深夜発早朝着の便で、着いたら観光するために、フライトでは出来る限り寝ておきたい。だが、寝ては起きてを繰り返す。お腹の調子が悪い。気圧の影響なのか?、胃がムカムカし、キリキリ痛むし、吐き気もする。また、いい感じで眠りに入ったと思ったら、飛行機が揺れて、邪魔される。BADに入ってきて、目を瞑っているだけだと耐えられなくなり、電子書籍でアシモフの『われはロボット』を途中まで読んだ。短編で、知能を持ったロボットと人の。筋道立った展開、人工知能そして毎回しっかりオチがつくという、SFの古典に相応しい、物語のお手本のような短編。話を作るのが上手い。
われはロボット〔決定版〕 | アイザック アシモフ, 小尾芙佐 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
トイレに向かい鏡を見ると、目が充血し切っておりビビった。フライト前5時間くらいパソコンを眺め、暗い機内でスマホで本読んだから当然ではある。
本を読んで心はいくらか落ち着いたし、今度は目を休めようとアイマスクをする。座席で寝るには、体勢が難しい。幸運にも隣の席が空いていたので、座った姿勢から上半身を横に倒すことはできた。ただ足はそのままで、かなり無理のある姿勢なので、ちょっと寝ると、足が痺れて仕方ない。
そんなこんなで、到着2時間前になると、明かりがつき飯の時間になる。選択肢が2つあり、片方の"オムレツ"だけ聞き取れたので、オムレツと返したら、オムレツが来た。味付けはほとんどない、素材推しの一品だった。クロワッサンは冷たく、固かった。ヨーグルトドリンクがあるのは助かる。周りを見ると、もう片方は中華風のお粥だったらしい。お粥はなんか見た目が苦手なので、オムレツでよかった。美味くはなくても、食えればヨシ。