虚報太郎

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8/17 ボストン1日目(MIT, ハーバード, クインシーマーケット)

朝5時にボストンの空港に到着、LAから一回乗り継ぎがあって、合計6時間くらいのフライトで、寝れたのは3~4時間というところ。でも、初めて来る場所に素朴にワクテカしてたので、あまり疲れは感じていなかった。早朝ながら空港には結構人がいて安心。でも、空港ロビーのベンチで人が寄りつかないところがあると思ったら、ずらっとホームレスが寝ているのを発見して、ビックリした。

ボストンの街はこじんまりとしている。歩いて大体回れそうな感じ。空港から市街地までも地下鉄で数駅程度で非常に近い。宿泊先はAirbnbという民泊アプリで予約したので、チェックイン前に荷物を預かってもらえないだろうと思い、今度はbounceという、アプリを使って予約すると一般の商店(コンビニやクリーニング店、スポーツジムなど)で荷物を預かってもらえるサービスを利用した。ボストンの宿泊相場があまりに高く(普通のホテルが一泊3万程度)、英語が全くできないのに、民泊するしかなかった。大抵、空港には荷物預けサービスがあったり、街の中心部にもロッカーがあったりするものだが、アメリカはテロ対策で、そういったものを公共のサービスで提供することはしていないらしい。

ボストンには、日本で有名なアメリカの大学ランキングトップ2であろう、ハーバード大学とMITがある。どちらも、市街地から近いので、とりあえず散歩がてら回ることに。朝の市街地はランニングをしている人か犬の散歩をしている人ばかりだった。道には新鮮な犬の尿があちこちにお構いなくぶちまけられている。二つの大学はボストンから川を渡ったケンブリッジにある。イギリスの有名大学の地名と一緒だが、基本的にボストン周辺の地域がニューイングランドで、イギリスっぽい地名が多い。ボストンは、1630年にイングランドからピューリタンがやってきて開拓された街であり、ハーバード大学もその頃にピューリタン牧師の財産で始動したそうだ。

MITは川を挟んだすぐのところにあった。街の中の大学という感じで、敷地内は大学の建物がひしめき、通り抜け方も分からないので、道に迷いまくった。外から研究室が丸見えで、中はモダンでおしゃれな感じ。素朴にいいなあと思った。博物館があるそうだが、朝早くてやっておらず、とりあえずあの有名なドームで写真を撮ろうと、随分歩き回って探し、へとへとに。

MIT

ハーバードへは、歩いて30分ほどの距離だったので、バスで向かった。全く乗り方を知らずに行ったので、まず乗るドアを間違えてドアに挟まれ、その後チケットの買い方が分からず、とりあえず言われるがまま5ドル紙幣を突っ込んだら、チケットは出てきたけどお釣りが返ってこなず、ゴネゴネしたら運転手が説明してくれたけど、それでもよく分からなかった。その間運転が止まっていて気まずく思ってたところで、いきなり乗客の一人が大声を上げてきて、余計にへこんだ。みなスルースキルが高いのか無視している。その後も、時々大声出していて、初めはレイシストだと思ったが、言葉に何の内容もないし、声出すのも数分に一度だったので、チック症の人なんだと悟った。

ハーバードは、いわゆるアメリカの大学という感じで、芝生と赤レンガの建物がきれい。附属の美術館があって無料で見れる。古代から現代までの美術史を俯瞰するような展示で、解説も豊富で絵の構造や意味づけに踏み込んだ記述になっており、教育的なところだった。東アジアのコレクションも充実していて、若冲円山応挙もあった。日本の絵を見ると、全体の構図は決まっている上で細部は精密で本当に職人の技だなあっと感心する。あとはアメリカの近現代アートも充実していた。

クーニングのシュールレアリスムっぽい絵

見終わると疲労が限界になったが、まだお昼でチェックインまで時間がある。クインシーマーケットで、簡単に昼食をとることに。物価が高すぎて、迂闊にレストラン入ると5千円くらいかかりそうなのが辛い。マーケットには、ずらっと買い食いの店が並ぶ。名物のクラムチャウダーを食べた。カップサイズで一杯千円もするが、千円で済んだら御の字なのがアメリカの物価の現状。