虚報太郎

書きます。Twitter→@iamsomepen

12/7

昨夜というか明朝まで寝れず、眠りについて起きたときには昼過ぎだった。

昼過ぎに目覚めると、妙に怠い。今日を既に逃した感覚がして、もういいやと投げやりになる。実際、午前に起きたとてその時間をフル活用してるわけじゃないから、さっさと動けば取り返せるわけだけど。

枕元には、図書館から借りた、『西洋美術の歴史1』がある。全部で8巻あり、最初はギリシャ、ローマの美術史を紹介している。

美術史の概説本は数冊読んで、何となく掴んだので、もっと網羅的に知りたくなってきて読んでみている。

西洋文明の根幹ともいえるギリシャは、紀元前3000年ごろから青銅器時代が始まり、紀元前1900年ごろには迷宮とミノタウロスの伝説で有名なクレタ島のミノス文明、紀元前1600年ごろになるとギリシャ本土からクレタ島まで支配下におく王朝が誕生したミュケナイ文明が登場するが、その後300年間の暗黒時代が続き、いわゆる古代ギリシャは紀元前800年からスタートする。

そこから、幾何学的なモチーフの文様の陶器から始まって、その後エジプトの影響を受けるようになると大理石彫刻も作られるようになる。

ギリシャの遺物で最も数多く残ってるのは、陶器らしい。絵画は、書物の中では言及されるがほぼ残っていない。残っているものから、判断せざるを得ないので、どうしても限界がありそう。

『哲学の歴史1』も借りて読んでいて、これまたギリシャスタートなので、古代ギリシャを詰め込むことになってる。

あまり知らなかったが、古代ギリシャの範囲は、現在のギリシャはもちろん、今のトルコの地中海沿岸、イタリア半島までいっていたらしい。初期にはトルコ側のイオニア地方が文化の中心で、詩人のホメロスや「哲学の祖」といわれるタレスなどがいた。

 

Twitterをほぼやめて空いた時間、定年退職後の老人のように本を読んでる。生者の社会はとにかくきな臭かい。闘争が蔓延っている。結局死者の歴史も、戦争でぶち上がって神殿建てましたみたいな感じだが、もうずいぶん前のことなので、気にならない。