虚報太郎

書きます。Twitter→@iamsomepen

12/9

昆虫キッズの『こおったゆめをとかすように』を聞くと落ち着く。スカスカめの音像に、特徴的なボーカルがのる。あとは反復が心地よい。

音楽からはみ出る強烈な個性ある歌手がいて、パッと思いつくのはLou ReedNeil Youngなど。音楽としての調和からいれでて、声そのものが現れる。

なんだかんだいって、歌が気にいるかどうかが音楽の好き嫌いをかなり左右する。人間がいる感じがあって、そのいる者が嫌だとなったら、強烈に拒否反応が出る。逆も然り。

一方、音楽になろうとしてる歌もある。あまり聞かないが、オペラの声は人間離れしていて、人というより楽器みたいで、人がいる感じはしない。極端な例だが、技術的に上手いというのは、人としての声から楽器に向かうという要素は多分にありそうだ。

結局、寂しさを紛らせたいのか、人を感じるものばかり聞いているけど。

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