虚報太郎

書きます。Twitter→@iamsomepen

9/10 公衆浴場

夜に少し遠出し、そこそこの規模の銭湯に行った。都市型の店舗で、日曜夜なだけあってか非常に賑わっている。客層は、若者、家族連れ、中高年など多様。

脱衣所からして、かなり人がおり、ロッカーも8~9割埋まっている。これは、なかなか混雑してそうなだなと思ったら、案の定で、浴場に入ると、わらわら人がいる。それでも、シャワーや風呂にありつけず、裸で立ち尽くすほどではなかったので良かった。

シャワーを浴びていると、隣に若者たちがやってきて、共通の友人について、あいつがバカやっててさあみたいな、定番の会話をしている。1ミリも関係ないけど、こっそり聞いていた。

風呂の種類は、炭酸風呂や電気風呂、熱湯風呂などがあり、大きくはないが、種類はそれなりにある。サウナは別料金だそうだが、苦手なので関係ない。

とりあえず一通り回るように入っていく。炭酸風呂、お湯はぬるめでなんかぬるぬるしている。前向くと人がいるので、微妙に上向いて、富士山の絵を眺めている。ぼーっとして時間が経つと、泡がまとわりついてくるので、さすって落とすと少し気持ちいい。

場所を移して、露天風呂を銘打たれた、全然露天してない風呂に入る。ところかしこに、「静かに」という張り紙やチラシが貼ってある。何となく、日本にやってきた風の気分で眺めていると、全部日本語で書かれているのが、エキゾチックな気がしてきた。喧騒の中あたりを見渡すとみな華奢なアジア人なのも含め。アメリカ行った時に思ったのは、ガタイがあまりにも違う、単純な筋力では絶対に敵わんということだったが、改めて自分たちを眺めると、やはり差は歴然としている。だからなんだという話であると思う一方、筋力はパワーの象徴であることは無視できず、この差は大きく感じた。

熱湯風呂は、別の銭湯でトラウマになったのでやめておき、シャワーを浴びて出た。喧騒の中だったが、大きな風呂でゆっくりすると休まった気分になる。食堂でビールを一杯飲んで後にした。