虚報太郎

書きます。Twitter→@iamsomepen

9/21

スロウコアで有名なThree Mile Pilotを聞いていて、結構良かった。スロウコアらしく遅くて地味だけど、実験的な音使いをするバンドだなという印象で、やはり暗くて変な曲が多いが、セルフタイトルのEPの"On a Ship to Bangladeshという曲が、なかなか良い。打ち込みっぽいドラマと、か細い繰り返しのアルペジオと、シンセの音が鳴り響く、チープな音作りだが、それがどこかノスタルジーを呼び起こす、いい塩梅になっている。ひたすら繰り返しで、構成もへったくれもないけど、疲れた体に沁みる。

あと、Elliot Smithのセルフタイトルのアルバムも激アツだった。一曲目が"Needle In The Hay"の時点で、大号泣してるわけだけど、続く"Christian Brothers"の、エリスミのか細い裏声でまたやられ、その後も佳曲が続く。

録音が生々しく、イヤホンで聴いてると耳元でギター弾いているような、擦れや囁きが聞こえて、臨場感がたまらない。

ただこういうマジの人の曲聴いてると、なんだかんだ、面の皮厚く生きててすまんという気持ちになる。こんなに命を燃やすこともなく、気づけば死ぬんだろうなと思うと少し落ち込む。

https://youtu.be/kdqW7AVE8x8?si=YggbWoo3ZpBRNski

https://youtu.be/EgNgvCLRqWc?si=JYWWi7psQokH01eP