Feltは感傷的すぎる。1stの一曲目"Evergreen Dazed"なんかを聞くと、センチメンタル以外の何ものでもなくて、意味もなく黄昏れてしまう。今も酔っ払いながら聞いていると、全身の力が抜けて、無言でうごーと鳴き声をあげるような気持ちに。気まぐれに進むアルペジオに身を任せているうちに5分が終わる。
次の"Fortune"で初めてLawrenceの歌声が入る。80年代らしい、ぶっきらぼうながら耽美な歌声。
ギターのアルペジオと、地味なリズム隊で構成されたあまりにも潔いバンド構成が、コーラスや音作りの面でいくらかリッチになっていったその後のアルバムと比較しても、1番耽美で美しいのは考えさせられる。
2ndも、1stと同じ路線で素晴らしい。アルペジオと歌声の絡みが美しい"The World is as Soft as Lace"や、期待が溢れるアルペジオ、キックが印象的な"Mexican Bandits"、最後には、ずるいアルペジオが続く"A Preacher in New England"など、名曲が続く。
https://youtu.be/h6gcwfDt-Is?si=h_edOj5rFfqSXsSe
これまでの学生生活全てを葬るために、追いコンあたりでコピーしたい。