虚報太郎

書きます。Twitter→@iamsomepen

7/18

割引に釣られ、ジョッキ型缶ビールを3本買わされた。3本で30円引き、さらにコンビニなので、そもそも割高なことを考えると、まとめ買いするほどの騒ぎではない。

ブックオフでも、110~220円コーナーで、ちょっとでも気になる本を見つけると、とりあえずお得だからと全部買う習性がある。そうして手に入れると、大概一度も目を通さず、本棚に入るか、本棚がいっぱいで入居待ちになり、床や台の上の難民キャンプ入りすることになる。今日も、合計7冊見つけて、これ読めるんかいなと内心思いつつでもこの巡り合わせを見過ごすことができず、購入した。

 

先週Polvoのライブ映像を見て、バンドってかっけえと改めて唸った。酒が入っていたのもあったが、イヤホンで難聴になりそうな音量で聞いていた。楽器の音がデカくて、歌は何も聞こえない。『Thermal Treasure』とかいう、気持ちいい部分をひたすら繰り返すだけの最高の曲。

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ふと、Polvoを知ったきっかけを思い返すと、大学一年の時に入ったばかりの軽音サークルの飲み会で、先輩に教えてもらったところだった。『Exploded Drawing』の一曲目『Fast Canoe』かっこいいと思ったけど、それ以外はよく分からず聞いていた。

浦沢直樹が、どこかで吉田拓郎に憧れてボブ・ディランを聞き始めたが、最初は何もわからなかった、だけどどうしても吉田拓郎になるには、避けることができず、ひたすら聞き続けたら、ある日突然『Like a Rolling Stone』が沁みるようになった、みたいなことを言っていた。僕の場合にも、だいたい同じような感じだった。浪人から大学入学後にかけて次々にバンドを知り、またそれらを理解できないとダサいみたいな気分があった。そういった気分は今思うとワロスなわけだが、一方でそのような外的で暴力的な過程がない限り、現状から変わることはできず、そしてそういった機会をどこかで望んでいたような気がする。