虚報太郎

書きます。Twitter→@iamsomepen

9/6

一日プログラミングをしてる分には、割と楽しく気が重くなることもないので、エンジニアには向いている気がする。そう思ったら一年空けるのがまどろっこしくなってきて、今年中に就職先を決めようかと応募を始めた。希望的観測ながら、あまり選り好みしなければ、どこかしら雇ってくれるところはあるだろうと思っている。学歴が一番活きるであろう、新卒の就職で雑にやっているのは、色々と下手くそすぎる気がするけども。

美術館巡りについては、どうせ数年で転職すると思うので、そのときに数ヶ月くらい合間をとってできればいいかと思った。親の金で行ける機会に行っといた方がいいというのは当然あるが、エンジニアでやっていくと決めたなら回り道するのがもったいないという気持ちの方が強い。というか、一年行くことにあまり理解が得られないらしい。

一年延そうと思ったのも、結局のところ働く気が起きなかったからだが、来年無職だと思ったら普通に不安になってきて、小心者には向いてないと悟った。

 

小田部の西洋美学史を読んでる。美学の成り立ちをプラトンから遡って、簡潔に説明してくれて勉強になる。その始まりであるプラトンが、(イデアに対する)影像の模倣に過ぎないと、芸術を否定しているのが面白い。そこから、アリストテレスが、(詩を念頭に)より普遍的な事柄を写し取るという点で、芸術を評価したり、新プラトン主義はプラトンの前提のもと芸術を正当化したりと、芸術ageの方向で連なっていく。美の価値づけの推移が興味深い。

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