虚報太郎

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10/5 ムンクの絵

最近、ムンクの絵がすごい好きで、見るたびにあまりの綺麗さに目がくらむ。

『叫び』が有名すぎて、発狂系画家のイメージが一人歩きしている感が否めないが、色彩豊かな絵も結構あって、その独特の遠近感、フォルムの丸みと色彩がマッチして本当にいい。素朴に見える単純化されたフォルムが、色彩と合わさってすごいダイナミクスを感じる。

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あとは、場面の表現が興味深くて、下のリンクの絵は、『病室の死』というタイトルの絵で、それぞれの人物がバラバラの方を向き、家族の死という一つ状況を共有しながらも、各人の役割だったり、感情だったりが、俯瞰的に描かれている。物語として、回収しきれない状況の生々しさが伝わる、面白い絵だと思う。構図としてみても相当キマっているし。

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最後に風景画。風景画ながら、そのデフォルメや、塗り後の目立つ星空が、抒情的で、猛烈に語りかけてくるような絵だと思う。

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ここで紹介した絵の全てがオスロの美術館にあるらしく、今一番行きたいところになっている。卒業のタイミングで行こうかな、クソ寒いだろうけど。